済美幼稚園日記 3月11日 東日本大震災から11年 卒園式総練習 この教室もあと1週間
東日本大震災から11年経ちました。11年前の今日、皆さんは何をしていらっしゃいましたか。私は教育委員会で、もうすぐ発表になる人事異動の最終のチェックをしていました。大きな地震があったらしいというので、テレビのある部屋に行ってみると津波で様々なものが流されていく場面が写っていました。同僚のご両親がたまたま宮城県の松島を旅行中で、「今津波から逃げている」と地震直後に彼の携帯に電話がありました。その後全く連絡が取れなくなり、学校教育課は重苦しい雰囲気になりました。(ご両親の無事は、その後確認されました。)
今日は卒園式の総練習が行われました。他学年の先生たちもピアノ、介添え等につき、子どもたちもこれまでの練習とは違った雰囲気に緊張の度合いも高まりました。
今日も一人一人に卒園証書を渡す練習をしました。今年の年長の子どもたちは入園の時から3年間見続けているので、証書を渡す短い時間にも年少、年中の時のことが思い出されました。
今日の歌は、当日の隊形で歌いました。
11年前の今日、震災にあった地域でも卒園式の練習がなされていたでしょう。でも、午後2時46分に起きた地震で、卒園式を迎えられなかった子どもや、卒園をお祝いしてくれる家族を亡くした子どももいるはずです。どうか卒園する77名の子どもたちが、これからも幸せに、無事成長していくことを願います。
式練習後、うさぎ組とホールに分かれて、発表会のDVDを観ました。お家ですでに観た子どももいたでしょうが、みんなで観るとまた違った楽しさがあったようです。ダンスの場面では、思わず体が動き出す子もいました。
年少のクラスでは、粘土をしている子どもたちがいました。この子の作品は王冠だそうです。丸い輪の部分と飾りがうまく作れました。
積み木やブロックで遊んでいる子どもたちもいました。この教室で過ごすのもあと1週間になりました。