2022.01.20
済美幼稚園日記 1月20日 大きく強い鬼を描こう
3学期初めての絵画の授業です。節分が近づいてきたので、今日の年中の子どもたちは、鬼を描きました。年中の子どもたちは去年も鬼の絵を描いていましたが、それはこんな鬼の「顔」だけを描いた絵でした。
※1年前の懐かしい鬼の絵です。
でも今年のお手本の絵はこんな鬼です。
小田先生は子どもたちの目の前でこんなふうに説明をしながら描いてくれました。
今年は鬼の「体」も描くのですが、鬼の体全体を描こうとすると小さな鬼になってしまいます。そこで、小田先生は鬼の顔は大きく描くけど、画用紙に収まりきらない腕の一部は描かないことで、大きく強い鬼を描くことを教えてくれました。お手本のを見ると鬼のひじの部分は描かれていませんが、頭の上に絵の続きの腕と握りこぶしがあるので、画用紙に外に鬼の腕が見えてきます。これで、大きく強い鬼が描けました。ところで、この鬼は何に怒っているのでしょうか。「いじめは許さないぞ!」と怒っているのだそうです。
力強い鬼が描けましたが、もちろんこういう理屈やテクニックを教えることが目的ではありません。「工夫をすれば想像力で見えないものが見えてくることがある。」という体験をさせることが大切だと思っています。今は分からなくても、こういう積み重ねが、この子たちの学びや視野を拡げてくれるでしょう。