済美幼稚園日記 1月17日 阪神・淡路大震災から27年
阪神・淡路大震災から今日で27年です。震災のあった日は今日と同じ月曜日でした。私は早朝ベッドの中で今まで経験したことのない長い揺れを体験し、朝のニュースを見ることもなく当時勤めていた余土中に向かいました。車のラジオで神戸で地震があったことを知り、学校のテレビで高速道路が倒壊している映像を見ました。神戸の異人館や港の雰囲気が好きで、学生時代から何度も訪れた神戸が大きな被害にあっていることにショックを受けました。
以前にもお話ししたことがあるのですが、当時中学3年生の学級担任をしており、私のクラスには神戸出身で長田区にある高校を受験する生徒がいました。愛媛から受験するので、その高校の先生には何度か連絡を取っていましたが、長田区は神戸の中でも被害が大きく連絡が途絶えてしまいました。担当の先生の安否も分かりません。受験生のお父さんが和歌山から大阪、神戸というルートで神戸に行き、学校と連絡を取り、受験、そして合格することができました。この生徒も今年で42歳になります。もしかするとその子どもが今年高校受験かもしれません。
その後も大きな地震がたびたび日本列島を襲い、防災の意識も当時より高くなりました。先日避難訓練が行われましたが、年少の子どもたちも放送と同時に身を守る姿勢(通称だんごむしのポーズ)をとることができます。震災当時の小中学生でもこんなにすばやくできなかったと思います。幼いうちから身を守る方法を教える大切さを実感しました。土曜日に起きたトンガの海底火山の爆発は、今までにない仕組みで津波を引き起こし、ました。予測のできないことも多々ありますが、子どもたちの笑顔を私たち大人が守っていきたいと改めて思う1月17日でした。
※なわとび練習中
※鍵盤ハーモニカ練習中
※シンバル練習中
※この子たちの笑顔がいつまでも