済美幼稚園日記 9月21日 珍しいお客さん 横断歩道
心配された週末の台風も大きな被害がなく、通り過ぎて秋が一歩進んだようです。今朝は、幼稚園の東の電柱に2羽の鳥が止まっていました。あまり見かけない鳥ですが、よく見ると以前も来たことがある鵜でした。秋の青空に気持ちよさそうでした。
珍しいお客さんといえば、この男の子が手にしているバッタです。バッタ自体は珍しくないのですが、登園する車の中にいて一緒に幼稚園までやってきたそうです。この後草むらに逃がしてやりました。バッタさん自然に帰れてよかったですね。
土曜日、以前勤めていた東雲小の校区を車で走っていると、信号機のない横断歩道(私から見て右手)に小学校の3年生くらいの女の子が一人立っていました。対向車はハザードをつけて停車し、私の前の車も停車しました。女の子はまず、最初に止まってくれた車に軽くお辞儀をして、横断歩道を渡り始めました。この子はだれかなと思いましたが、退職して3年になりますので、名前は分かりません。横歩道を渡り終えるとその子は車道の方に向き直り丁寧に2度お辞儀をしました。時間にすれば、10秒なかったと思いますが、この女の子の一連の自然な所作にかわいらしさと言うよりも美しさを感じました。
そして、女の子は横断歩道のすぐ先にある、家に入っていきました。この家は、東雲小を卒業し、今は高校生のAさんの家です。Aさんに歳の離れた妹がいたかどうか記憶が曖昧ですが、もし、Aさんの妹であったとしたら、こういう行動をとるだろうと思いました。AさんもAさんのお母さんも礼儀正しく、穏やかな人でした。私の勝手な想像もありますが、この女の子所作は、家族と一緒に横断歩道を渡る時に、自然に身に付けたものではないでしょうか。横断歩道の歩行者優先は法律に定められたことですが、止まってくれた車への感謝の気持ちが自然に伝えられる人でありたいと思いました。