済美幼稚園日記 小学校の授業はタブレットでどう変わる? リトミック かるた取り
GIGAスクール構想のもと、小中学生全員にタブレットが渡されたことは、昨年お話しました。ではどんなふうに授業で使われているのでしょうか。昨日余土小学校でタブレットを使った授業を見せてもらいました。授業は5年生の家庭科で、「お金はどんなふうに使われているのか」という学習課題で授業が進められました。子どもたちの机には教科書とキーボード付きのタブレットパソコンだけです。まず、先生の指示のもと一人一人がお金はどんなふうに使われているのか、思いつくことをどんどんタブレットに打ち込んでいきます。多少のスピードの差はありますが、全員打ち込めているようです。それが終わったら隣の人とデータの交換をします。もちろんタブレット上で。次は班で交換、これもタブレット上でします。教室の端にいる友達とも交換できます。机を動かして班を作ったり、移動したりすることはありません。データが集まったら個人でお金の使い道をまとめていきます。食費、交通費、教育費、娯楽費・・・。画面上で線で結んでいく子もいれば、データを画面上で動かしてまとめていく子もいます。だれがどのようにまとめているか先生のタブレットで見ることができます。最終的には先生が子どもたちの意見聞いてを黒板にまとめていきました(ここはアナログでした。)。付け足しですが、子どもがどんなことをタブレット内のデータに残しているか、保護者の方のスマホからも見ることができるそうです。
実際に使い始めて1か月ほどですが、授業の中に順調に浸透している印象がありました。今回見たタブレットの授業は、ほんの一部ですべて同じように授業が進むわけではありません。今は参観日も思うようになりませんが、お子さんが小学校に入学され授業を見られるようになった時は、今まで受けてきた授業とはずいぶん違った印象を受けると思います。でも、どんなに授業が変わっても学ぶことが楽しいと思わなければ本当の学力は身につきません。済美幼稚園は、子どもたちに「学ぶことは楽しい」という思いを持たせて小学校に送り出したいと思います。
今日のリトミックは、雪をテーマにピアノの音に合わせて体を動かします。片岡先生のピアノのに合わせて雪の上ゆっくりを歩いたり、雪をなげたり。こんなふううにして音感や感性は育っていくのですね。
二人組を作って、一人が雪玉を作り、投げるともう一人はしゃがんでよけます。
かるたを取っているクラスがありました。年少の子どもたちは絵を見て取っているようですが、年中の子どもたちは字を見てとっている子もいるそうです。遊びや生活の中で字を覚えていけるといいですね。