済美幼稚園日記 3月12日 なわとびに思うこと
済美幼稚園では放課後、神野先生の体操教室が行われています。神野先生は子どもたちに様々な技能を分かりやすく教えてくれるので、私も時々のぞいてみます。冬休み前、ちょうどなわとびをやっている場面に出会いました。年長の子どもたちはなわとびの経験が少なく、跳べない子も多くいました。跳べない子は縄を回そうとするあまりに、縄を前に放り出すようにします。これでは、続けて縄を回すことができません。よく見かけ初心者のフォームですが、目からうろこの気分でした。跳べないことに涙ぐむ子も・・・。そのような子どもたちにどうしたら跳べるのか、神野先生はなわとびの握り方から具体的にわかりやすく教えていらっしゃいました。なわとびが思うようにできずに泣いていたAちゃんは、一冬越えてみるといいリズムでなわとびができるようになっていました。
今年の年長の子たちは、なわとびがなかなか跳べないという話を神野先生にすると、年長の園児対象になわとびび教室を開いてくれました。(先日済美幼稚園日記でご紹介しました。)すると短期間ではありますが、なわとびに対しての関心が高まり、練習する子が増えました。そして、先週のなわとび大会を迎えました。一拍子跳びは、まず30秒跳ぶことが目標、そして最終目標は60秒です。スタート前の緊張の一瞬。
いいリズムで跳べています。
もう少しで60秒、頑張れ。
何につけて子どもたちのできる、できないは、様々です。やらせてみればすぐにできる者もいれば、なかなかできない者もいる。そのできない者に対して分かりやすく、具体的に教えていくのが教育だと思います。そして、頑張り続ける環境を整えてやるのが大人の務めだと思います。なわとびが跳べず涙ぐんでいたAちゃんは、見事60秒跳び続けることができました。
卒園を控えて年長の子どもたちは道具箱の整理をしました。
そして教室には一人一人のプロフィールを書いた色紙が掲示されています。ロッカーの上に見えるのは牛乳パックで作ったランドセルです。