済美幼稚園日記 12月8日 ジンジャーブレッドマン まさかの展開に・・・
年少のクラスでは、クリスマス会で踊るクリスマスシャンシャンの練習をしていました。子どもたちが手にしているのは、ペットボトルのキャップを張り付けたサンタとトナカイのお手製のカスタネットです。週末のクリスマス会が楽しみです。
年中の子どもたちは、ホールに集まって今度の発表会のダンスや劇で使う曲を聴いていました。何をやりたいかという希望もすでに取ったそうですが、自分がやることのイメージが少しずつふくらんでくるでしょう。
英語で歌うカイトも少しずつ歌詞が長くなっていきます。最初の方は耳で聞いて覚えて歌える子も増えてきました。これまでは、CDでカイトの曲を掛けていましたが、今日は芳美先生のピアノ演奏です。音の高さや曲の早さも先生や子どもたちに合わせて弾いてくれるので、歌いやすくなりました。
先週に引き続いてジンジャーブレッドマンの絵本の読み聞かせ(英語と日本語織り交ぜて)もしました。ジンジャーブレッドマンとは、人の形をした生姜の香りのするクッキーで欧米のクリスマスにはなくてはならないお菓子だそうです。おばあさんが作っていたジンジャーブレッドマンは、オーブンから逃げ出し、どんどん走っていきます。おばあさんはもちろん、途中で会った牛や馬も追いつけません。そしてキツネに出会うと、キツネはジンジャーブレッドマンの言っていることがよく聞こえないふりをして、どんどん近づいていき、最後にぱくりと食べてしまいます。この結末に様々な反応でしたが、だまされて食べられて終わる話に複雑な表情をしている子どもも多数いました。幼児の読み聞かせで、このような反応を見たのは初めてでした。聞く力も心も成長しているのだと思いました。子どもたちのせつなそうな反応に、「ジンジャーブレッドマンは、クッキーだから食べられても大丈夫」と青野先生はフォローしていました。
今年度の松山市人権啓発ポスターに済美高校美術科3年生の土屋千空(ちから)さんの作品が選ばれました。土屋さんは年長の子どもたちとの共同制作にも来てくれた生徒さんです。青空を飛ぶ白い鳩、しあわせがひろがるポスター、玄関入口に掲示しています。