NHKの歴史秘話ヒストリアで、「大江山の鬼退治　なぜ人は鬼を討つのか？」という番組が放映されました。大江山は京都の北（山陰方面）にある山で、ここにいた鬼（酒呑童子）を源頼光（らいこう）が退治したという伝説があります。当時も疫病（流行病）が流行りますが、当時の人には疫病のことがよく分からず、目には見えない厄介なものと思われていました。そして、昔の人はこの目に見えないものを鬼として表現したのだそうです。

このは疫病（鬼）は、道を通ってやってくると言われ、京の都へは北の山陰道から入ってくると信じられていました。そこで、当時の人々も疫病退散を願い、京都の北の大江山で頼光が鬼退治をしたという伝説になったようです。コロナの流行る前なら聞き流したかもしれませんが、コロナ感染が1年以上も収束しない今、昔の人の鬼退治に託した気持ちがわかるような気がします。

さて、現代の済美幼稚園では年少のクラスで先日作っていた鬼さんが完成、なにやらひものようなものが付いています。これにあるものを入れて鬼退治をするのですが、今日はその準備をしました。

DSC_0008

時代を経て鬼も変化をしています。幼稚園には、鬼の絵本や紙芝居が沢山あります。「最近は鬼のお話をよく聞くな・・・」と子どもたちは思っているかもしれません。2月3日には済美幼稚園にも鬼がやってくるのですが・・・。

真剣な顔してお話を聞いています。

DSC_0013